素材・加工別取り扱いポイント 衣類編

人工・合成皮革製品

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ご注意いただきたいお手入れポイント

  • 直射日光・蛍光灯・スポットライトなどに長時間当てないで下さい。樹脂の劣化を早めます。

  • クリーニング店でのドライクリーニング後、石油のような臭いがしたら、すぐにクリーニング店へ返却して下さい。
    そのまま着用しますと、化学火傷を受ける可能性があります。

お取り扱い

お手入れ

  • 着用で付いた汗や皮脂汚れは早めにクリーニングして下さい。
  • 部分的な汚れは、水で濡らしたタオルか、薄めた中性洗剤で濡らしたタオルで軽く拭き取り、十分に自然乾燥させて下さい。
  • 整髪料・化粧品・香水が付いた場合も同様です。
    ※香水が付着しますと匂いが取れなくなることがあります。
  • 汚れが付着したまま使用を続ける、または保管しますと劣化の原因になります。

洗濯

  • クリーニング店でのドライクリーニング後、石油のような臭いがしたら、すぐにクリーニング店へ返却して下さい。
    そのまま着用しますと、化学火傷を受ける可能性があります。
  • ドライクリーニングした後に樹脂の剥れやベタツキが起きることがあります。
    これは、クリーニングする前に樹脂が劣化していたことに因ります。

保管

  • 保管の前に、必ずクリーニング店でクリーニングして下さい。
  • クリーニング後に包装用ポリ袋から取り出して、高温多湿の場所を避け、
    風通しの良い場所に保管して下さい。
  • 定期的に商品を取り出し、タンスやクローゼットの空気を入れ替えて下さい。

素材知識

  • 天然皮革に似せて作られた素材です。
  • 天然皮革には無い、様々な色合い・表面感が作り出されています。
  • 人工皮革は、特殊な不織布に合成樹脂を染み込ませたものです。
    スエード・ヌバック調などの起毛タッチのものがあります。
  • 合成皮革は、生地表面に合成樹脂を吹き付けたもの、または樹脂フィルムを接着したものです。
    銀面調のなめらかな表面が特徴となります。
  • 合成樹脂にはポリウレタン樹脂を使用したものが一般的で、非常に軽く、やわらかく伸びる素材です。
  • ポリウレタン樹脂の使用製品はお手入れ方法や保管方法により、強く劣化することがあります。
    下記の一覧表をご確認いただき、お手入れや保管などにお役立て下さい。

劣化原因・発生箇所一覧表

原因 主な発生箇所 現象
空気中の湿度 全体 はがれ
ひび割れ
ベタツキ
など
酸化窒素ガス 全体
紫外線(日光・蛍光灯) 肩口・襟
皮脂・汗汚れ 襟・袖口など
化粧品・香水・ハンドクリーム・など 襟・袖口

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