pierre cardin(ピエール・カルダン)
The Iconic Pattern Goods pierre cardin(ピエール・カルダン)

The Iconic
Pattern Goods

デザインは、どこから生まれる? 過去のデザインに、今の空気を。
何十年も前に描かれた柄が、時を経て、
もう一度新しいかたちになる。
今回の「The Iconic Pattern Goods」は、pierre cardinのアーカイブに残るテキスタイルをモチーフに、現代の暮らしに寄り添うバッグや小物として再構成したコレクション。
3つの柄で、5アイテム。
そのひとつひとつに込められた想いや、目には見えにくいこだわりについて、企画担当者に話を聞きました。

01|THE ARCHIVE
過去のデザインには、
まだ未来がある。
pierre cardinのアーカイブには、実にさまざまなテキスタイルが存在しています。古いスカーフやバッグを調べてみるだけでも、驚くほどユニークな柄に出会うことができます。幾何学的なモチーフ、自由な曲線、意外性のある色使い。そして、思いがけない遊び心。そこには、私たちがよく知るpierre cardinとは、また違った表情があります。
アーカイブを見ていると、pierre cardinというブランドの懐の深さを感じます。本当に多様で、面白い。モチーフのアイデアが尽きることはありません。 近年、さまざまなコレクションブランドの過去の作品が再評価され、アーカイブそのものに新しい価値が見いだされています。
pierre cardinのアーカイブにも、いつかもっと光が当たるといいなと思っています。 今回のシリーズも、そんな過去のデザインとの出会いから生まれました。
当時の柄をそのまま復刻するのではなく、色使いや構成を見直し、現在のpierre cardinのアパレルコレクションとも調和するようにアレンジ。古いものを懐かしむのではなく、今の暮らしの中でもう一度楽しむ。それが、このシリーズの出発点です。

pierre cardin(ピエール・カルダン) 01|THE ARCHIVE
過去のデザインには、まだ未来がある。

02|THREE PATTERNS
3つの柄、それぞれの物語。
今回選ばれたのは、ANIMAL、MONOGRAM、WAVYの3つのパターン。いずれも、かつて実際に使われていた図柄をモチーフにしています。

ANIMAL — 遊び心を、モダンに。 古いスカーフに描かれていた、ユニークな動物たち。pierre cardinを象徴する「P」のモチーフとは異なる、少し意外性のあるデザインです。もともとの図柄には、もっとたくさんの動物が描かれていました。その中からモチーフを厳選して、ひとつのパターンに仕上げています。自由で、どこかユーモラス。そんなアーカイブの魅力を残しながら、現代的な配色でまとめました。

pierre cardin(ピエール・カルダン) 02|THREE PATTERNS ANIMAL — 遊び心を、モダンに。

MONOGRAM — 繰り返しが、生む美しさ。 こちらも、古いスカーフの図柄がデザインソース。モチーフの繰り返しが生むリズムを生かしながら、色の組み合わせやロゴの配置を見直しました。アーカイブの雰囲気を残しながら、今のpierre cardinのアイテムとも自然に合わせられるように考えました。ブランドらしさを感じさせながらも、主張しすぎない。日常に取り入れやすいモノグラムを目指しました。

pierre cardin(ピエール・カルダン) 02|THREE PATTERNS MONOGRAM — 繰り返しが、生む美しさ。

WAVY — 曲線が、日常を軽やかに。 古いバッグに使われていたテキスタイルをベースにしたウェイビープリント。流れるような曲線が繰り返される、グラフィカルなデザインです。
アーカイブの個性を生かしながら、現在のコレクションに馴染む色使いへ。時代を超えても古びない、造形そのものの面白さを感じられる柄になりました。

pierre cardin(ピエール・カルダン) 02|THREE PATTERNS WAVY — 曲線が、日常を軽やかに。

03|THE MATERIAL
使い込むことで、
生まれる美しさ。
今回、このシリーズの素材に選んだのはコットンキャンバスです。天然素材ならではの風合いと、プリントの表情を大切にしたかったからです。 今回は、とにかく柄をきれいに見せたかったんです。ナイロンにプリントすると、どうしても軽い印象になってしまうことがありますし、色が褪せてきたときの見え方も違います。 キャンバスなら、使い込むほどに少しずつ表情が変わっていく。プリントが柔らかく褪せ、素材が手に馴染んでいくことも、ひとつの経年変化として楽しめます。 長く使って、少しずつ変わっていくことも、愛着や思い出になればいいなと思っています。 それは、天然素材や上質な風合いを大切にするpierre cardinのアパレルコレクションとも共通する考え方です。実は、キャンバスの厚みも、アイテムによって変えています。 たぶん、誰にも気づかれないようなことなんですけどね。でも、そういうところも大切にしたかったんです。 同じ素材に見えても、使い方やかたちに合わせて細かく調整する。そんな目立たない工夫が、日々の使い心地を支えています。

pierre cardin(ピエール・カルダン) 04|THE DETAILS
気づかれないところにこそ、こだわりを。

04|THE DETAILS
気づかれないところにこそ、
こだわりを。
一見すると、同じ柄が繰り返されているように見えるプリント。しかし、今回のアイテムの一部には、パネル柄として設計されているものもあります。パネル柄は、柄に端があるパターンのこと。そのため、生地の好きな場所で裁断できるわけではありません。柄の位置を考えながら裁断し、縫い合わせる必要があるため、どうしても生地効率が悪くなります。 効率だけを考えればもっと簡単な方法もあります。でも、そんな細かなところに特別感が宿ると思うんです。 見え方を優先するか、効率を優先するか。その小さな選択の積み重ねが、ものづくりの姿勢を表しています。
こだわりは、プリントだけではありません。ファスナーやベルトもオリジナルで製作。ファスナーの引き手には「P」のマークをあしらい、アイテムによってはピスネームも付けています。バッグの中に収まる小さなポーチにも、同じように手間をかける。 そこまで気づいてもらえないかもしれません。でも、作る側としては、やっぱり大切にしたい部分なんです。 誰かに気づいてもらうためではなく、自分たちが納得できるものを作るために。そんな静かなこだわりが、このシリーズには詰まっています。

また、3つの柄の色使いは、現在のpierre cardinのアパレルコレクションとの相性も考えて選ばれています。気軽に使える日常の小物でありながら、服とのつながりも大切にしたかったからです。 近所へのお出かけを想定しているとはいえ、アパレルのコレクションと合うものにしたいと思いました。 落ち着いたモノトーンから、装いのアクセントになる色まで。いつもの服に自然に馴染むことも、少し意外な組み合わせを楽しめることも。どちらも、このシリーズの魅力です。pierre cardinの服を愛用している方にも、今回初めて小物に触れる方にも。それぞれの楽しみ方で取り入れてもらえるような、色のバリエーションを揃えました。

The Iconic Pattern Goods

ANIMAL — 遊び心を、モダンに。 古いスカーフに描かれていた、ユニークな動物たち。

MONOGRAM — 繰り返しが、生む美しさ。 日常に取り入れやすいモノグラム。

WAVY — 曲線が、日常を軽やかに。 アーカイブの個性を生かしながら、現在のコレクションに馴染む色使いへ。

pierre cardin(ピエール・カルダン) 05|IN YOUR LIFE
特別な日より、なんでもない日に。

05|IN YOUR LIFE
特別な日より、
なんでもない日に。
今回のシリーズでイメージしたのは、旅行や特別なお出かけではありません。
近所への買い物。犬の散歩。習い事やジムへ向かう時間。そんな、何気ない日常です。
気負わずに近所へ出かけるときでも、小物だけは少し、きらりと光らせたい。そんな気持ちで作りました 毎日の買い物に使えるトートバッグ。財布や最低限の小物を入れて、身軽に出かけられるミニショルダーバッグ。そして、いつものバッグの中に忍ばせるポーチやパース。用途に合わせて、さまざまなかたちを揃えました。
おしゃれは、必ずしも誰かに見せるためだけのものではないのかもしれません。 バッグの中に入れてしまえば、人からは見えないものもあります。でも、自分が好きな柄を持ち歩いているというだけで、少し気分がよくなることがある。誰かに見せるために持つのではなく、自分の気分を高揚させる意味も込めて、華やかで、ポップな色や柄の小物に仕上げています。

The Iconic Pattern
アーカイブから、
あなたの日常へ。
かつて誰かが描き、誰かが身につけていた柄。長い時間を経て、今度はバッグやポーチとなって、私たちの日常にやってきました。昔のデザインを、ただ懐かしむのではなく、今の暮らしの中で楽しむこと。そして、使い込むほどに、自分だけの時間を重ねていくこと。
何十年も前に生まれた柄が、これからの誰かの思い出になる。
それもまた、ファッションの面白さなのだと思います。
3つの柄で、5アイテム。あなたの日常に、ひとつの遊び心を。