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  • 株主のみなさまへ
  •  株主のみなさまには、ますますご清栄のことと心よりお喜び申し上げます。
     平素は温かいご支援を賜りまして、有難く厚く御礼申し上げます。
     ここに、第71期(平成29年4月1日から平成30年3月31日)における当社グループの概況につきましてご報告申し上げます。
     当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や金融政策等を背景に企業収益や雇用情勢において緩やかな回復基調が見られましたが、一方で海外における不安定な政治動向や地政学リスクの高まりへの懸念等、先行き不透明な状況が続きました。
     アパレル・ファッション業界におきましては、気温の影響などによる季節需要等、一部に回復の兆しは見られましたが、ライフスタイルの多様化に伴う消費動向の変化や、可処分所得の伸び悩み等、将来不安による消費者の節約志向は依然として強く、総じて厳しい環境が続きました。
     このような環境の下、当社グループでは、「強いものづくり」に基軸を置き、事業構造式の変革・進化に取り組み、ものづくりにおける独自性・複雑性を徹底追求し、お客様にご満足いただける高品質・高感度な商品づくりに注力すると共に、売上高の拡大、収益構造の一層の強化に向けて、新規ショップ開発、店頭運営力の更なる進化と向上、生産管理体制の発展強化、経費の効率使用に努めてまいりました。
     その結果、売上高は前期比2.6%減少の117億32百万円、営業利益は前期比38.3%増加の14億33百万円、経常利益は前期比35.2%増加の15億8百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比57.1%増加の9億98百万円となりました。
     事業セグメント別の状況は以下のとおりであります。

    アパレル事業
     「強い商品が全てに優先する」ことをアパレル事業における揺るがない基軸として、企画部門は高品質・高感度な「ものづくり」を目指して、各ブランドにおけるコンセプトの明確化と差別化の徹底、クリエーション力・マーチャンダイジング力の強化、一部ブランドにおける企画体制の刷新等に取り組むと共に、前期に引き続き生産管理体制の横軸機能の確立と強化に取り組みました。また、2018年秋にデビューとなる新ブランド「PREUVE(プルーヴ)」を発表しました。
     営業部門では、質の向上を伴った売上高の拡大を最重要課題として、2017年秋より新ブランド「MORABITO PREMIER(モラビト プルミエ)」「MORABITO BLANC(モラビト ブラン)」の店頭展開を開始すると共に、既存ショップのブランド構成を再編成し新たな複合ブランドショップの展開、パートナーショップを中心とした新規ショップ開発の推進等に取り組んでまいりました。
     しかしながら、衣料品に対する消費者の買い控え傾向は依然として根強く、売上高は前期比6.1%減少の101億66百万円、営業利益は前期比14.1%増加の10億19百万円となりました。
    テキスタイル事業
     テキスタイルのプロフェッショナルとして自己完結型ビジネススタイルの更なる進化を目指すと共に、次世代の人材育成に主眼を置いた継続性のある組織体制の構築、新規取引先の拡大に取り組みました。また、一方で「ヴィンテージコレクション」を中心とした意匠力の再整備や、素材・加工方法の開発推進による提案力の向上にも注力し、時代に即した企画提案型テキスタイルコンバーターとしての競争力強化に努めました。
     その結果、プリント需要の高まりの影響も受け、売上高は前期比22.3%増加の10億44百万円、営業利益は前期比252.3%増加の50百万円となりました。
    エステート事業
     東京・京都・大阪の各不動産に係る賃貸事業につきましては、引き続き資産の有効活用に努め、売上高は前期比41.4%増加の5億21百万円、営業利益は前期比67.3%増加の3億97百万円となりました。

     今後の見通しにつきましては、国内景気は緩やかな回復傾向の継続が期待されるものの、個人消費においては依然として弱含みであり、また海外経済動向の不確実さと相俟って、引き続き難しい経営環境が継続するものと予想されます。
     このような環境の下、当社グループでは、お客様にご満足いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、独自性・複雑性の徹底追求、高品質・高感度な商品づくりに引き続き注力すると共に、新ブランド「PREUVE(プルーヴ)」を含めたブランド・ラインアップによる複合ブランドショップ開発、マーケットに対応した店頭運営力の更なる向上、強い商品をつくり出す生産管理体制の強化、経費の効率使用に努め、科学(構造式)をベースに、感性(想像力)を更に強めて、継続的、安定的に質の高い事業構造を目指すべく全力を傾注し、創立70周年を節目とし、新たな歴史に向かって全社員一致団結して社業の発展に専心努力いたす所存であります。
     株主のみなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

     なお、6月28日の株主総会後の取締役会にて、以下のとおり役付取締役が選定され就任いたしました。

  • 代表取締役会長CEO 山田幸雄 代表取締役社長COO 長島希吉

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