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  • 株主のみなさまへ
  •  株主のみなさまには、ますますご清栄のことと心よりお喜び申し上げます。
     平素は温かいご支援を賜りまして、有難く厚く御礼申し上げます。
     ここに、第72期(2018年4月1日から2019年3月31日)における当社グループの概況につきましてご報告申し上げます。
     当連結会計年度におけるわが国経済は、好調な企業業績を背景とした設備投資の増加や雇用・所得情勢の改善等により緩やかな回復基調で推移しましたが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響等の懸念により、先行きは不透明な状況が続いております。
     当アパレル・ファッション業界におきましては、消費者の衣料品に対する節約志向は依然として根強く、自然災害や天候不順等の影響もあり、総じて厳しい経営環境が続いております。
     このような環境のもと、当社グループでは、「強いものづくり」に基軸を置き、事業構造式の変革・進化に取り組み、ものづくりにおける独自性・複雑性を徹底追求し、お客様にご満足いただける高品質・高感度な商品づくりに注力すると共に、売上高の拡大、収益構造の一層の強化に向けて、新規ショップ開発、既存ショップの売上拡大、店頭運営力の進化と向上、生産管理機能の強化、経費の効率使用に努めてまいりました。
     その結果、売上高は前期比4.1%減少の112億49百万円、営業利益は前期比1.4%減少の14億13百万円、経常利益は前期比1.8%減少の14億82百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比0.1%減少の9億96百万円となりました。

     事業セグメント別の状況は、以下のとおりであります。

    アパレル事業
     「強い商品が全てに優先する」ことをアパレル事業における揺るがない基軸として、企画部門は高品質・高感度な「ものづくり」を目指して、上質で複雑性のある差別化された素材開発の強化、店頭活性化に向けた企画発信のプロモーションの強化等に取り組むと共に、引き続き生産管理機能の強化に取り組みました。
     営業部門では、売上高の拡大を最重要課題として、新ブランド「PREUVE(プルーヴ)」を含めたブランド・ラインアップをもとに、ブランド構成のバリエーションを拡充し、新たな複合ブランドショップの開発を推し進めると共に、既存ショップの売上拡大に向けては、展開ブランドの拡充、店頭運営力の強化等に努めてまいりました。また、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)がビジネスにおいても様々に広がりを見せるなか、お客様と店頭との新たな情報交換ツールとしてスマートフォン対応アプリの運用を開始いたしました。
     以上のような諸施策に取り組みましたが、消費者の衣料品に対する買い控え傾向は依然として根強く、売上高は前期比6.7%減少の94億85百万円、営業利益は前期比25.0%減少の7億64百万円となりました。

    テキスタイル事業
     テキスタイルのプロフェッショナルとして自己完結型ビジネススタイルの更なる進化を目指すと共に、売上高の拡大に向けて、既存主力先の深耕化、次期主力先の開発強化、次世代人材の育成に取り組みました。また、「ヴィンテージコレクション」を中心とした意匠力の強化や素材・加工方法の開発推進、提案力向上にも注力し、他にはない企画提案型テキスタイルコンバーターとして競争力の強化に努めました。
     その結果、売上高は前期比3.1%増加の10億76百万円、営業利益は前期比52.5%増加の77百万円となりました。

    エステート事業
     東京・京都・大阪の各不動産に係る賃貸事業につきましては、引き続き資産の有効活用に努めました結果、売上高は前期比31.8%増加の6億87百万円、営業利益は前期比44.0%増加の5億72百万円となりました。

     今後の見通しにつきましては、国内景気は雇用・所得環境の改善が続くなかで緩やかな回復傾向が期待されますものの、個人消費においては消費税増税による影響が懸念されるなか、海外経済の不確実性も相俟って、景気の先行きは不透明であり、引き続き難しい経営環境が継続するものと予想されます。
     このような環境のもと、当社グループでは、お客様にご満足いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、「上質=プレミアム」に強くこだわり、付加価値の高い商品力を徹底追求し、高品質・高感度な商品づくりに引き続き注力すると共に、ブランド構成を拡充した複合ブランドショップ開発、店頭運営力の更なる向上、生産管理機能の一層の強化、経費の効率使用に努め、科学(構造式)をベースに、感性(想像力)を駆使して、継続的、安定的に質の高い事業構造を目指すべく全力を傾注する所存であります。
     株主のみなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  • 代表取締役会長CEO 山田幸雄 代表取締役社長COO 長島希吉

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