IRトップメッセージ

  • 株主、投資家のみなさまへ
  •  株主のみなさまには、ますますご清栄のことと心よりお喜び申し上げます。
     平素は温かいご支援を賜りまして、有難く厚く御礼申し上げます。
     ここに、第70期(平成28年4月1日から平成29年3月31日)における当社グループの概況につきましてご報告申し上げます。

     当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日本銀行による各種政策などにより、企業収益や雇用情勢、所得環境において緩やかな回復基調が続いたものの、一方で、中国をはじめ新興国の景気減速や英国のEU離脱問題、米国新政権の政策運営に対する懸念など、海外経済の動向に対する不確実性から為替相場や株式市場は安定感を欠き、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。
     アパレル業界におきましては、ライフスタイルの多様化に伴う消費動向の変化や、将来不安等を背景とした個人消費の根強い節約志向、高額品を中心としたインバウンド消費の減速など、総じて厳しい環境が続きました。
     このような環境のもと、当社グループではお客様にご満足いただける「強いものづくり」に基軸を置き、考え抜かれた科学とものづくりにかける感性・思いを融合し、独自性・複雑性の徹底追求、高品質・高感度な商品づくりに引き続き注力すると共に、売上高の拡大、収益構造の一層の強化に向けて、店頭運営力の更なる向上や生産管理体制の強化、経費の効率使用に努めてまいりました。
     その結果、売上高は前期比4.7%減少の116億79百万円となりましたが、営業利益は前期比19.8%増加の7億98百万円、経常利益は前期比6.7%増加の11億16百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比1.8%減少の6億35百万円となりました。

    事業セグメント別の状況は以下の通りであります。

    アパレル事業
     「強い商品力」がアパレル事業の大前提であるという認識のもと、企画部門は高品質・高感度な「ものづくり」を目指して、ブランドコンセプトの明確化と差別化を徹底し、クリエーション力・マーチャンダイジング力を強化して、更なる独自性と複雑性の追求に取り組むと共に、時代に対応した生産管理体制の再編成に取り組みました。
     また、昨年より展開している「MORABITO STYLE」のブランドラインナップを発展的に強化するため、2017年秋に向けて「MORABITOPREMIER」「 MORABITO BLANC」の2ブランドを立ち上げました。
     営業部門では、アパレルビジネスにおける市場変化により戦略的・機動的に対応することを目的として営業戦略室を新設し、質の向上を伴った売上高の拡大を最重要課題として、店頭運営力の更なる向上に努めると共に、人材・能力を重視したショップ開発を推進してまいりました。
     しかしながら、衣料品に対する消費マインドの低下により、売上高は前期比4.3%減少の108億25百万円、営業利益は前期比14.4%増加の8億93百万円となりました。

    テキスタイル事業
     自己完結型のビジネススタイルの更なる進化を目指すと共に、次世代育成も含めた継続性のある組織体制の構築に取り組み、一方で「ヴィンテージコレクション」を中心とした意匠力の再整備や、素材・加工方法の開発推進による提案力の向上に注力し、企画提案型テキスタイルコンバーターとしての機能充実と新たな可能性追求に努めましたが、アパレル各社の発注抑制等の影響を受け、売上高は前期比9.5%減少の8億53百万円、営業利益は前期比41.0%減少の14百万円となりました。

     今後の見通しにつきましては、国内景気は緩やかな回復傾向が期待されるものの、依然として弱含みであり、また海外経済動向の不確実さと相俟って、消費マインドに与える影響も懸念され、アパレル業界は引き続き難しい経営環境が継続するものと予想されます。
     このような環境のもと、当社グループでは、お客様にご満足いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、独自性・複雑性の徹底追求、高品質・高感度な商品づくりに引き続き注力すると共に、店頭運営力の更なる向上、生産管理の強化、経費の効率使用に努め、新ブランド「MORABITOPREMIER」「 MORABITO BLANC」をはじめとした各事業において、科学(構造式)をベースに、感性(想像力)を駆使して、継続的、安定的に質の高い事業構造を目指すべく全力を傾注する所存であります。
     株主のみなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  • 取締役社長 山田幸雄

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