IRトップメッセージ

  • 株主のみなさまへ
  •  株主のみなさまには、ますますご清栄のことと心よりお喜び申し上げます。
     平素は温かいご支援を賜りまして、有難く厚く御礼申し上げます。
     ここに、第77期(2023年4月1日から2023年9月30日)における当社グループの概況につきましてご報告申し上げます。

     当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、規制緩和による経済活動の正常化が進み、緩やかに回復の兆しが見られましたが、不安定な国際情勢のなか、原材料価格の高騰や円安を背景とした物価の上昇によって消費者の節約志向が高まり、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。

     当アパレル・ファッション業界におきましても、旅行やイベント等の外出機会の増加に伴い、一部に個人消費持ち直しの動きが見られましたが、一方で、生活防衛意識の高まりから衣料品に対する消費マインドの低下は継続しており、依然として厳しい経営環境が続いております。

     このような環境のもと、当社グループでは、お客様にご納得いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、「上等・上質=プレミアム」に強くこだわった付加価値の高い商品力の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力すると共に、新ブランドの展開や子会社による新たなジャンルにおける商品展開、収益性を重視した諸施策の実施、SNSやWebサイト、LINE等を活用したお客様とのコミュニケーション強化に注力してまいりました。加えて、店頭運営力の更なる向上を図ると共に、固定費を中心とした諸経費の削減や生産管理機能の強化に努めてまいりました。

     その結果、売上高は40億71百万円(前年同期比2.3%増加)、営業利益は4億54百万円(前年同期比4.0%増加)、経常利益は4億92百万円(前年同期比5.0%増加)となり、親会社株主に帰属する当四半期純利益は3億28百万円(前年同期比5.6%増加)となりました。

     事業セグメント別の状況は、以下の通りであります。

    アパレル事業
     「上等・上質=プレミアム」に強くこだわった付加価値の高い商品力の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力し、新ブランドの展開や子会社による新たなジャンルにおける商品展開、収益性を重視した諸施策の実施、SNSやWebサイト、LINE等を活用したお客様とのコミュニケーション強化に取り組んでまいりました。
     その結果、売上高は32億円(前年同期比0.6%減少)、営業利益は56百万円(前年同期比57.9%減少)となりました。

    テキスタイル事業
     自己完結型ビジネススタイルの更なる進化を目指して次世代人材を育成しつつ、既存主力先の深耕化と次期主力先の開発強化および諸経費の削減に取り組むと共に、引き続き「意匠力・提案力・対応力」をベースに企画提案型テキスタイルコンバーターとしての競争力の強化に努めてまいりました。
     その結果、売上高は3億85百万円(前年同期比6.2%増加)、営業利益は32百万円(前年同期比0.4%減少)となりました。

    エステート事業
     東京・京都・大阪の各不動産の賃貸事業につきましては、引き続き所有資産の更なる有効活用に努めました結果、売上高は4億85百万円(前年同期比22.4%増加)、営業利益は3億69百万円(前年同期比35.2%増加)となりました。

     今後の見通しにつきましては、社会・経済活動の回復は更に進むものと思われますが、一方で原材料価格や物価の高騰には沈静化の兆しは見られず、また世界情勢や為替変動の不透明さから、消費意欲の回復レベルは一概に推測しにくい状況にあります。
     そうした環境のもと、当社グループでは、より一層お客様にご納得いただけるよう「上等・上質=プレミアム」にこだわった「強いものづくり」を不変のテーマとし、ご期待以上の高付加価値・高品質・高感度をご提供できる商品づくりに今まで以上に注力してまいります。
     また、実店舗でのお客様とのコミュニケーションを更に深めると同時に、当社WebサイトやSNSを活用したより多くのお客様への情報発信を強化し、様々な形でお買い物の楽しさを実感いただけるように取り組んでまいります。
     加えて、社内・店舗におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進することで、業務効率化や生産性向上を図ってまいります。

     株主のみなさまには、常に「創造と変革」を実践し、継続的、安定的に質の高い事業構造を追究するキンググループに、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  • 代表取締役会長CEO 山田幸雄 代表取締役社長COO 長島希吉

ページTOPへ